2003年 はねかえる雨音のおしゃべり
久しぶり、、、ばっかりですが、いつものように気ままなおしゃべりです。
『幻獣ムベンベを追え』高野秀行著(集英社文庫)という本を読みました。
実際はかなり前の話らしいのですが、大学生がアフリカのテレ湖にいると言われている
伝説のモケレムベンベを、本当に探しに行った記録の本です。
一〜ニヶ月ほどだかキャンプを張って、結局のところはムベンベは見つからず探検は
終わるのですが、呆れるほど驚くべきエピソードの数々に「すげえ」と笑ってしまうことば
かりでした。
(チンパンジーまでつかまえて食べたとか。マラリアにかかって死にそうになる人がい
たりとか)
しかし、この探検に関わったほとんどのメンバーが、現在では様々な分野の仕事で
大活躍しているらしく、これは特別な経験をしたことが彼らに特別な力を与えたに違い
ないと思うのです。
私達のモケレンベンベプロジェクトは、本物の幻獣を探しに出かけはしませんが、自分
達にぴったりの表現手段をいつも追い求めています。
彼らの探検から勇気を分けてもらい、長い旅の中で出会う色んなことこそ私達の宝物に
なるのだと信じていこうと思いました。
『虹とともに現れるもの』=モケレンベンベ。