2008年4月13日のプログラム
モケレンベンベ・アイヌモシリプロジェクト 第1回試演会

―― アイヌの世界と異文化の融合ライブ! ――

4月13日(日)午後2時開演/入場無料・自由席
開場は午後1時30分からです。
アイヌ民族の豊かな精神と私たちの表現を融合させる試みとして、アイヌモシリプロジェクト第1回目の試演会を行います。
そこから何か、新しい光が生まれるかもしれない・・・
今回は、珠玉の一冊『アイヌ神謡集』を書き残し19歳で亡くなった知里幸恵さんを通して、
アイヌモシリ(人間の大地)の旅に出かけます。
■知里幸恵の略歴
1903年
 6月8日、知里高吉、ナミの長女として北海道の登別に生まれる。
07年
 弟、高央が誕生。この頃、祖母モナシノウクと2人暮らしを始める。
09年
 弟、真志保(アイヌ言語学者)誕生。旭川へ転居し、金成マツと祖母と3人暮らしを始める。
10年
 小学校へ入学するが、9月にはアイヌの児童が集まる小学校が開校し、そこに移る。
17年
 旭川区立女子職業学校に110人中4番で合格。
18年
 夏、アイヌ語学、アイヌ文学研究の金田一京助がジョン・バチラーの紹介でマツ、モナシノウクをたずねる。
 初めて会った金田一は幸恵の語学の才を見抜く。
20年
 女子職業学校を卒業。気管支カタルを病む。金田一は病気の幸恵にノートを送りユーカラなどのローマ字筆記をすすめる。
21年
 「アイヌ伝説集」ノートを金田一に送る。
22年
 5月、東京の金田一宅に住み始めるが9月に心臓麻痺で急逝。東京の雑司ケ谷に埋葬される。
23年
 『アイヌ神謡集』が出版される。
75年
 東京から登別に改葬される。
プログラム (時間は前後します)
2時   『アイヌ神謡集』序(前半)
藤井良行 サズ演奏
知里幸恵日記(1)
ポンチカップ(小鳥の踊り)
知里幸恵日記(2)
チロンヌプリムセ(狐の踊り)
知里幸恵日記(3)
2時30分 『梟の神が自ら歌った謡』「銀の滴降る降るまわりに」
3時 大沢ミチ Tap Dance
知里幸恵日記(4)
『アイヌ神謡集』序(後半)
バッタキリポポリムセ(バッタの踊り)
挨拶
3時30分 エホレン(収穫の踊り)
出演:大沢ミチ(Jazz Tap)・藤井良行(トルコ楽器奏者)
   及川均・p e i・平山ゆり子・田村義明・藤沢弥生

企画・構成:藤沢弥生+及川均 衣裳製作:平山ゆり子